INTERVIEW

春夏秋冬

宮城県 北海道・東北ブロック

加藤 仁志

Hitoshi Kato

春夏秋冬

私が生まれ育った登米市は、春は南方町の全長2キロに及び桜並木や米山町の平筒沼に植えられている500本を超える桜が周辺に満開の花を咲かせ、一帯が淡いピンクに色づき、多くの観光客でにぎわいます。夏には迫町の長沼に数十万本の蓮の花が咲き、松島基地のブルーインパルスが雲一つない青空に飛行機雲の弧を描き、秋には隣接する栗原市の栗駒山や涌谷町の箟岳山が赤やオレンジの鮮やかな紅葉に色を染め、冬は越冬のために白鳥やマガンたちが、空にVの字を描きながら賑やかな声と共に伊豆沼や内沼に降り立ちます。
四季を通じて自然の豊かさを体感できるこの町の良さは、青年部活動を通じて他の地域を知ることができたからこそ再発見できることが出来ました。誰でもある故郷の良さは外に出なければわかりません。地域の未来のために、子供たちに自分が再発見した地域の良さがどれほど素晴らしいかを伝え、地域の思いを託していかなければと感じます。

付加価値の創造

建設業は業種が多岐に渡ります。
その中でお客様に自社を選んでいただくためには、他にはできない付加価値を作りださなければならないと思っています。
『家を建てる』といったモノづくりではなく、家を建てられるお客様との対話を通じて、その家で、地域で、どのような生活をするのかを想像し、一棟一棟に魂を込めて家づくりをしています。
青年部活動においても、同じことが言えるのではないでしょうか。
その地域で生活する人達が何を求めているか、地域をさらに発展させるにはどのような活動を行えばよいかを地域の方々との対話を通じて想像することで、青年部だからできる、青年部にしかできない事業を創り出すことが可能となり、「青年部にお願いしてよかった」「青年部員でよかった」と思える付加価値を生み出すことができると思います。

一期一会

単会の青年部員として東北大震災をきっかけに入部し、皆様からのご支援のおかげで平成27年度に宮城県青連の一員にしていただきました。県青連活動を通じて沢山の人と出会い、とても多くの貴重な経験をさせていただきました。
2期目の県青連会長として、自分がこれまで経験してきたことを後輩部員に伝え、糧としてもらい、青年部や県青連が今後さらに飛躍できるようにしていくことが務めだと思っております。
また、私が、今こうして宮城県青連の会長としてこの場に居られるのは商工会を通じて育てていただいたからです。
支えていただいた方々、育てていただいた商工会に対してこれからは日々の活動を通して少しでも恩返しができるように励んでいきたいと思っております。

事業所情報

商工会名
登米みなみ商工会
企業名
有限会社 加藤工務店
青年部員名
加藤 仁志
代表者名
加藤 亮
企業業種
建設業
設立年
昭和50年
従業員数
16名