INTERVIEW

地域と未来を繋げる

栃木県 関東ブロック

大森 伸助

Shinsuke Oomori

〜温故知新〜古き良き伝統と、新しいことへのチャレンジ

栃木県の南西部に位置し、2005年2月に旧佐野市、安蘇郡田沼町、同郡葛生町の新設合併により発足。最近では佐野ラーメンとアウトレットモールで有名。田沼町にある道の駅どまんなかたぬまは、地元で採れた新鮮な野菜をはじめ、佐野市の特産品や名物を揃えており、地元のみならず多くの観光客に人気の施設である。また、葛生町の地の利を生かしたサイクルタウンさのも盛り上がってきています。合併前から守られてきた郷土の伝統や催し物、合併後から新しく生まれ、新たな郷土の名物になったもの。そんな古き良き伝統と、新しいものが調和する都市、佐野市。この街に住むものとして、地域経済人としてこれからも先人の教えに学びつつ未来に向けた活力ある社会を創出することが使命であると感じます。

地域のなかで必要とされ続けるために

1948年に、祖父母が綿の製造工場、大森製綿所を立ち上げ時代の流れとともに変化し、綿だけではなく寝具の製造もはじめ、父である2代目社長の時には、全国的な寝具の老舗メーカーと契約。綿の布団から、羽毛布団や健康を意識した寝具へと変化を続けて今の、有限会社ふとんの大森に至り、地域の中で商いをさせてもらってきた。しかし、現在では、インターネットの普及やAIの目覚ましい進歩、大型ショピングモールの地方進出により、いわゆる地元の専門店で買い物をする人がどんどん減ってきている。わざわざお店に行かなくてもボタン一つで翌日には商品が届く。確かに便利ですが、寝具に関しては寝心地や肌触りといった事が睡眠には非常に大切で、実際に自分の目で見て触って寝比べて購入をしていただきたい。現在弊社では、世界有数のECサイトに登録をし実店舗がある強みを生かし、地元地域の方が実際に商品を触って気に入っていただいたら、ECサイトで購入をしていただく販売スタイルを始めました。ネット販売を敵視するのではなく逆に生かす方法を模索した結果です。これからも地域の皆様に必要とされる企業で有りたいと思います。

商工会青年部 人と人が繋がり 地域と未来を繋げる

入部のきっかけは、青年部によくある先輩からの誘いではなく、先輩の奥様からでした。「うちの旦那が商工会青年部に入っているんだけど大森くんもどう?なんか、楽しそうに活動しているよ」実際に入部してみると、地域のお祭りの準備等、今までに経験した事ない出来事ばかりでした。青年部に入っていなかったら話すこともなかった先輩や、出会うこともなかった人たちとの新しいコミュニティ。商工会青年部は、地域経済人の集まりです。共に切磋琢磨し、地域のお祭りだけでなく、経済活動もしっかりとしていく。常に新しいことへのチャレンジ。地元の事は地元の人間に勝るものはない。私たち中山間地域で商売をするものが、地元にしっかりと根差し、地域を益々盛り上げていく事で、若い人たちが地元に残りまたは戻って来て、さらに盛り上げていく。それが地域の活性化に繋がっていくと確信しています。田舎から都会へ!世界へ!発進する力を!そして、それこそが、商工会青年部の仕事だと思います。

事業所情報

商工会名
佐野市あそ商工会
企業名
有限会社ふとんの大森 訪問医療マッサージKEiROW佐野中央ステーション
青年部員名
大森伸助
代表者名
大森 直
企業業種
寝具販売業
設立年
1948年
従業員数
12名