INTERVIEW
責任に生きる
北海道 北海道・東北ブロック
山田 直也
Naoya Yamada
150年以上の歴史を持つ当別町を拓いたのは、奥州で圧倒的な強さを誇った名族「伊達政宗」の四男を家祖とする名門、「岩出山伊達家の邦直公」と言われています。家臣とその家族340名を率いて当別へ辿り着き、刀を鍬へ持ちかえ、厳しい自然環境と闘いながら開拓を進めた歴史ある町です。
当別町の経済は、豊かな自然環境を活かした農業が基盤となっており、特に米や野菜、花卉の生産が盛んです。
近年では、地元産品を活かした加工品や観光との連携にも力を入れており、地域ブランドの確立を目指した取り組みも進められています。
そうした中で、青年部は地域の将来を担う重要な存在として、地域の活性化に貢献しています。青年部のメンバーは、地元の祭りや、清掃活動などのボランティアを通じて住民と積極的に関わり、地域とのつながりを深めています。
また、若手経営者・後継者としての資質向上にも力を入れており、外部講師を招いた勉強会や他地域への視察研修を実施することで、経営知識や実践力を高めています。
青年部のこうした取り組みは、地域の伝統や産業を次の世代へと継承し、持続可能な当別町の未来を築く大きな力となっています。
私は今期創業57年目の水道工事業の3代目です。創業者の祖父は自らリヤカーでポンプを運んで各家へ営業し、人力で井戸を掘り家に水を供給していたと聞いています。この何もかもがあるのが当たり前の時代ではなく、水ですら、貴重な時代にリヤカー1つで事業をスタートしました。
創業者の想いは、社員ひとりひとりを大切にし、彼らの幸福と成長を支えることで、会社全体が繁栄するという考え方に基づいています。
常にお客様や協力企業、地域社会への奉仕を第一に考え、地域の発展に貢献し、創意工夫を活かし、より良い未来を地域と共に築きいていくことを目指しています。
私たち当別町商工会青年部は、全道14管内の中でも最も単会数が少なく、2単会しかない管内に所属しています。
毎年お盆に開催される青年部主催ビアガーデンは来年で60回目と地域に根付いた行事となっており、常に「誰のために・何のために・なぜやるのか」を考え、地域住民や子供に対し「かっこいい青年部」を見せることで、町や企業が共に成長するように常にチャレンジしていきます。