INTERVIEW
仲間と共に
栃木県 関東ブロック
高根沢 大地
Daichi Takanezawa
那須塩原市は栃木県の北部に位置し、東京都から150km圏、宇都宮市からは約50kmの距離にあり、広大な那須野が原の北西一帯を占めています。また、人口は113,703人(令和6年4月現在)で、那須塩原市には、多彩な産業がバランスよく立地しています。農業では、「生乳生産本州一のまち」としての「酪農」を始め、食味ランキングで「特A」の評価を受けている銘柄もある水稲、夏から秋にかけて収穫される「いちご」など、特色ある作物が生産されています。
観光では、明治・大正時代に多くの文人が訪れ、1,200年以上の歴史がある塩原温泉郷や、「下野の薬湯」と言われ、深い山間にたたずみ自然あふれる素朴な湯治の里として親しまれている板室温泉をはじめ、那須野が原開拓に関わった明治の元勲の歴史的遺産や、特色ある3つの「道の駅」などがあり、多くの観光客が訪れます。
商業では、JRの駅周辺や国道4号などの幹線道路周辺の市街地に立地する食料品店、飲食店、自動車販売店などに加え、複合型映画館を併設したショッピングモールやインターチェンジに近接するアウトレットモールなどの大型商業施設も進出しています。
工業では、市内8か所の工業団地・産業団地に加え、タイヤ、飲料品、乳製品、畜産加工品などの工場が立地し、大手企業の生産拠点となっています。特にタイヤ製品における工場においては地域内に大きな雇用をもたらしている産業でもあり、地域と共に地域づくりが推進されている「まち」と言えると思います。
私が経営している会社は、栃木プロジェクトプロという総合広告会社です。創業37年、父が創業し私が二代目となります。デザイン、WEB、映像、イベント、スポーツ事業など、広告におけるプロモーション事業をワンストップで行うことが強みです。デザインにおいては、「とちぎ国体2022」の公式ポスターデザインをコンペで勝ち取り、さらにはご当地ナンバーである「那須ナンバー」デザインも最優秀賞受賞、地域に認められるデザインに努めています。WEBにおいては得意分野である映像を駆使したデザインページを得意としています。イベント事業では地域のお祭りやフェスイベントなどを幅広く手掛けています。また、近年より子どもたちにスポーツのすばらしさを伝えたい、そんな気持ちでスポーツ事業を立ち上げました。色々なプロモーションを通じて、地域へ貢献させていただいています。
私が子どもの頃、父に連れて行ってもらった野球や地域イベント等に集まっていたのが、那須塩原市商工会青年部OBの先輩たちでした。その頃の記憶や印象が強く、自分もいつか青年部に入部したい、そう思うようになりました。東日本大震災があった2011年に故郷へ帰省し、家業を手伝うことになり、まず初めに入った経済団体が青年部でした。それから様々な事業を通じ、学び、かけがえのない人たちと、かけがえのない地域のために尽力し続けています。現在も私が栃木県青連会長となり、青年部の仲間たちは常に応援してくれており、盛り上げてくれています。そんな仲間と共に、これからも地域のため、そして栃木県のために尽力したいと思っています。