INTERVIEW
地域貢献の思い胸に
富山県 中部ブロック
高平 尚
Syo Takahira
私が生まれ育った立山町は、富山県東部に位置し、立山連峰の壮大な自然に抱かれた美しい町です。平野部は町の西側にあり、標高12メートルから180メートルまでの間に、広大な扇状地が広がっています。この平野部分は県都富山市に隣接しており、富山駅、富山空港、富山市中心部等へはいずれも約30分という良好なアクセスを誇っています。
一方、町の東側は中部山岳国立公園となっており、標高3000メートルに達する立山連峰がそびえ、立山黒部アルペンルートが通っています。四季折々の風景や温泉、登山が楽しめ、豊かな自然と歴史、文化が息づく魅力あふれる地域です。
わが社は、総合工事業として、土木と建築の2軸で「明日を拓く社会の繁栄に貢献すること」を経営の理念としています。
日本列島に住む我々は、台風、豪雨、豪雪、地震などの自然災害の脅威と共存しなくてはなりません。
比較的災害の少ないイメージのある富山県も例外ではありません。災害が起きたときに発生する被害を最小限に食い止めるための防災・減災事業に積極的に取り組むとともに、災害が発生した場合は被災地の緊急復旧事業やその後の復興事業にも携わっています。
当社は道路や橋などの社会資本整備だけではなく、人や地域を守るという役割を、創業以来、変わることなく果たしています。
立山舟橋商工会青年部では地域の活性化に主体的に取り組んでおり、特に青年部主催の「たてやまドンドン祭り」は日本一近い距離で見られる花火大会として、毎年多くの来場があります。
しかし人口減少と高齢化で、地域の活力は年々衰えています。だからこそ青年部員のバイタリティを集約させ、仮装大会や街コンなど常に新たな取り組みに挑戦しています。
また有事の際のボランティア派遣に加え、社会福祉協議会と災害協定を結び、定期的に防災・減災に向けた研修会を実施するなど、災害対策にも力を注いでいます。
我々青年世代が次の時代を支えていく。その覚悟と使命感をもって。