INTERVIEW
I&I(アヤナイ)
奈良県 近畿ブロック
前川 尚也
Naoya Maegawa
大和郡山市(やまとこおりやまし)は、奈良県北部に位置する歴史情緒あふれる城下町で、その歴史と金魚文化で広く知られています。16世紀後半、戦国武将の筒井順慶が郡山城を築き、豊臣秀長が入城して城下町を整備しました。その後、江戸時代には柳沢氏の居城として城下町が繁栄しました。市内中心部に残る郡山城跡は奈良県指定文化財で桜の名所としても有名です。現在、その城跡は歴史公園として整備され、市民に親しまれています。
一方、江戸中期の享保9年(1724年)に郡山藩主となった柳沢吉里が金魚の飼育を始めたと伝えられ、幕末には藩士の副業として、明治維新後には職を失った武士たちにより養殖が本格化しました。こうして大和郡山は金魚の産地として発展し、現在も「金魚のまち」として年間約6000万匹の生産を誇ります。市内では毎春の柳沢神社での金魚品評会や夏の全国金魚すくい選手権大会といった金魚にちなむ行事が開催され、郡山金魚資料館の開設や街角への金魚モニュメント設置などユニークなまちづくりも進められています。歴史と伝統に育まれた金魚文化は、今も市民の暮らしに息づいています。
奈良県大和郡山市を拠点に、イベントにまつわる設営から撤去、企画運営まで、全国対応させていただいております。
主催者に寄り添ったご提案を心掛けており、安心してお任せいただける体制を整えています。
2025年5月より地域に根ざしたイベントスペース「Irie Garden(アイリーガーデン)」の企画・運営を行っており、施設を通じて、子どもから大人まで誰もが安心して集える場所づくりを目指しています。
人と人が自然に笑顔でつながれる“空間”と“時間”を提供することで、地域全体の活性化に貢献しています。
今後も「すべての人が笑顔になる空間作り」という理念のもと、多様な世代が安心して集い、心豊かに過ごせる社会の実現を目指してまいります。
大和郡山市商工会青年部は、45歳以下の若手経営者・後継者・従業員で構成され、地域経済の次代を担う人材が集い、日々の交流や自己研鑽を通じて地域の発展に寄与する活動を行っています。毎年恒例の「やまとの夏まつり」では、模擬店やステージイベントに加え、郡山城跡公園の夜空を彩る花火が市民に親しまれています。さらに、2025年には本市を舞台とするNHK大河ドラマ(豊臣秀長が主人公)の放送が予定されており、青年部では豊臣秀長の功績や郡山の歴史的背景について理解を深めるためのセミナーを開催しました。郷土を愛する心を胸に、伝統行事の継承とともに、若い力で新たなまちづくりに挑戦し、地域の未来を切り拓いています。