INTERVIEW

『 evolution 』 ~ 進化と発展 ~

兵庫県 近畿ブロック

佐々木 秀行

Hideyuki Sasaki

「養父市」って読めますか?

「養父市」の「養父」は「ようふ」ではなく「やぶ」と読みます。実は、「ヤブ医者」の語源になったともいわれています。
兵庫県北部の但馬地域の中央に位置する養父市は、人口約2万1千人の田舎町ですが、2023年には近畿地方の「住みたい田舎ベストランキング」で1位に選ばれました。子育て支援はもちろん、若者・単身者向けの支援に加え、シニア世代にも優しい街づくりが進められています。
養父市は国家戦略特区に指定されており、企業による農地取得の特例を活用し、農業参入やスマート農業技術の開発が進められています。また、農用地区域内での農家レストラン設置や高齢者雇用の拡充、過疎地域での市民ドライバー事業など、多様な施策を展開しています。これらの取り組みにより、従来は実現が難しかった課題の解決を目指しています。
氷ノ山やハチ高原などのアウトドアスポットでは、四季折々の自然を楽しめます。近年では映画やテレビ・配信ドラマのロケ地としても注目され、杉ヶ沢高原、明延探検坑道、大庄屋記念館など市内各地で撮影が行われています。養父市はロケ候補地20ヶ所を紹介する冊子「兵庫県養父市ロケーションガイド」や、ロケ候補地を空撮したDVDを制作し、地域の魅力を広く発信。観光や経済の活性化を目指しています。
また、吉本興業やソフトバンクとの連携によるメタバース「バーチャルやぶ」では、デジタル技術を活用した地方創生の成功モデルの構築が進められています。
養父市は規模こそ小さな町ですが、既成概念にとらわれず、さまざまな挑戦を続けることで、持続可能な地域づくりを推進しています。

あなたのお家のすぐそばに、あなたの街のサッシ屋さん

昭和41年、初代社長佐々木里志が、兵庫県養父市に佐々木鉄工所を創業し、昭和53年に社名を八鹿アルミ株式会社に変更しました。
2代目社長である私、佐々木秀行は、平成17年に入社し、平成30年に代表取締役に就任しました。
八鹿アルミ株式会社は、当初、工務店様向けの建材卸売業や、エクステリア工事、フロント工事などを行っていましたが、平成16年に三協アルミ社の一般顧客向けの三協アルミ社のリフォームパック「一新助家」の施工・販売店に認定され、個人のお客様向けの工事にも力を入れるようになりました。
私が入社してから代表取締役に就任するまでの間、宅地建物取引主任者、二級建築施工管理技士、一級建築士など資格を取り、大きな建築工事にも入れるよう体制を整え、実績と経験を積んできました。
また、入社の翌年の平成18年より毎年自社の敷地で感謝祭を行ってきました。(コロナの流行した2年間はイベント要素なしの特別開催でした。) 毎年感謝祭を続けることで、弊社の認知度が上がり、毎日一般のお客様より仕事の依頼の電話がかかってくるようになりました。
工務店様向けの建材卸売業、一般のお客様向けのサッシ等のリフォーム工事・エクステリア工事、公共施設・ビル等の大型建築工事と3本の柱で地域に根付いた仕事を続けていきます。

愛 ~地域への愛、仲間への愛、未来への愛~

養父市商工会青年部は、「地域への愛」「仲間への愛」「未来への愛」の三つの柱を掲げ、青年部活動を展開しています。
私たちの商売を日々支えてくださる地域の皆様への感謝の気持ちを込めて、地域を巻き込んだ「青年部まつり」を10年以上にわたり開催してきました。この事業は青年部の根幹を成すものであり、今後も継続して開催してまいります。
また、青年部員の資質向上を目的とした研修事業にも力を入れています。部員一人ひとりの成長が企業の発展につながると捉え、時代に即した内容の勉強会を実施しています。さらに、商工会の強みである補助金制度の活用についても積極的に取り組んでいます。
そして、養父市商工会青年部を次代へとつなぐため、事業の見直しや組織活性化に向けた意見交換を進め、より魅力ある青年部を目指してまいります。

事業所情報

商工会名
養父市商工会
企業名
八鹿アルミ株式会社
青年部員名
佐々木 秀行
代表者名
佐々木 秀行
企業業種
アルミサッシ、エクステリア販売、卸、施工
設立年
1978年
従業員数
10名