INTERVIEW
次の世代へ
山口県 中国・四国ブロック
佐貫 健太郎
Kentaro Sanuki
山口県宇部市楠町は、船木・万倉・吉部の3地区に分かれており、平成16年11月に旧楠町と宇部市が合併しました。
船木地区は、楠町の一番人口が多く、「琴」が特産品として有名です。
また、昔は宿場町として栄えており、この地区の人々から見て隣接する万倉地区は、辺り一帯の土地が肥えて米などが沢山とれ、倉が万の数あって豊かだということから「万倉」という地区名が由来されたといわれています。
万倉地区には、国指定の伝統的工芸品で約800年の歴史を持つ「赤間硯」があり、現在も職人によって製作され、特産品として有名です。
また、県指定無形民俗文化財の「岩戸神楽間舞」もあります。
吉部地区には、国指定の天然記念物「吉部の大岩郷」があり、最大径約4mもある巨岩が山肌を流れる大きな川のように重なり合った自然景勝地です。
また、面積3haにも亘り多数の巨岩が蓄積しており、石海と呼べるような奇妙な光景が広がっています。
このように、楠町は歴史と伝統のある町です。
地元企業として、事業の拡大と発展に努力し、この地元の為に地域貢献や雇用を提供できるよう努め、地域に愛され貢献できる企業となります。
めまぐるしく毎日の現場、真夏は灼熱、真冬は極寒、このような環境でどうしたら楽しく最高の仕上がりが出来るかを考え、暗い雰囲気で仕事と明るい雰囲気での仕事の差は歴然とした差が発生します。楽しくて笑いの絶えない職場つくりを目指して、高所やピット内での危険な作業では、年の差は関係なくお互いが言い合える人間関係を築いていきます。
様々な壁に当たっても、従業員全員で対応し、従業員全員で話し合い、乗り越えていく。
これからも全員で行う事で会社も皆も成長していきます。
くすのき商工会青年部は、楠地域で開催される様々なイベントに出店しています。
なかでも、「ふるさと土曜夏祭り」は当青年部が主催する一大イベントであり、コロナ収束後の令和5年度と令和6年度は地域団体と共催で開催しました。
そして、令和7年度からは、宇部市の公共施設にも共催としてご協力いただき、新たな夏祭りを企画しています。
そのほか、コロナ禍でイベント開催が縮小していた期間には、地元企業や地域団体等と共同で宇部カルタを作成し、宇部市の小学校に寄贈させていただきました。
作成に携わることで、宇部市の歴史や地元の知らないことを沢山発見することができ、小学校の子供たちは、宇部市の特産品や歴史の勉強も兼ねたカルタ遊びを楽しんでいました。
また、カルタ作成の取り組みが月刊商工会で紹介されたことをきっかけに、他県の商工会女性部が視察研修にご来訪されるなど、多様な方々との交流に繋がる貴重な機会となりました。
最後に、少子高齢化や人口減少など、地域を取り巻く環境変化の影響は多大なものではありますが、地域団体との連携をさらに強化し、楠地域全体の発展に寄与できるよう尽力してまいります。