INTERVIEW
自分とまわりに常に笑顔を
山形県 北海道・東北ブロック
舩山 宏和
Hirokazu Funayama
山形県川西町は最上川の源流域の置賜地方の中、広い盆地の中心部に位置しています。四方を山に囲まれていながら、ほぼ高低差のない平地が約20キロ四方に広がっています。
主な観光資源は日本最大級のダリア園です。8月から11月上旬までの間、約10万本ダリアが咲き誇り、見頃を迎えます。冬になると大雪に見舞われる日も多く、高齢化が進む地域であるため大変な苦労があります。しかしながら、除雪作業による経済活動も多いため、一概に雪を責めることも出来ません。
少子化、過疎化が着実に進む中でも多くの若者達が活躍しています。まだまだ可能性を感じられる魅力的な町です。
最高のサービスとは?車屋さんにいらっしゃる、お客様ひとりひとりにとって、それぞれ求めていることは違っています。最高の質を求める人、あまりお金がかからないようにしたい人、車は動けばそれで良い人。本当に様々です。
私は高校を卒業後すぐに航空自衛隊に入隊し、航空機整備員としての任に就きました。そこで教わった大切な事は、一番に安全性でした。これは除隊後に家業を継ぐために始めた自動車整備にも共通することでした。
その上でお客様と顔を合わせた商売をする中で気付いたことは、求める価値の違いでした。自動車に向き合うことも大切なことでしたが、何よりお客様と向き合い、何を求められ、どこに価値を見出しているのかをしっかりと考えて対応することが大切だと思いました。
最高のサービスを提供するため、日々お客様と向き合い、共感し、成長していく。車を通して友達になる。先代の父が社名に込めた想いをしっかりと形にしていきます。
川西町商工会青年部の主な事業は、町の夏祭りをはじめとした、各種イベントでの出店、部員交流事業、視察研修などがあります。そして、最大の主催イベントとして、国際水上爆走大会を開催しています。
観光施設川西ダリア園に隣接した池を活用し、水上に浮いた全長約50メートル、幅約70センチのコースを走りタイムを競い合う大会です。約100名の参加者がコスプレをしたり、世界記録をめざしたり、スポ少のチームで参加したり各々の楽しみ方でご参加頂いています。各部門の優勝者には米沢牛A5ランクを1キログラムを贈呈しています。沢山の観客が見守るなか、派手に落水すると『ワァ!ハハハッ!』と爆笑があったり、現役高校生の陸地と変わらないような走りには大きな歓声が上がります。
20数年ほど前から始まったこの大会は、町ではもう夏の風物詩となっています。これからもたくさんの爆笑を生み出していくことでしょう。