INTERVIEW
不易流行 ~変えてはならない大切な事の為、変わり続ける~
埼玉県 関東ブロック
齊藤 克
Masaru Saito
埼玉県でも観光で有名な秩父地域の一つの皆野町。
その秩父盆地の入口ともされる皆野町は、独立した山『美の山』を中心にし美しい景観と花の街である。
秩父音頭祭りの発祥の地でもあり、風流優美な歌詞から俳句の街としても定着している。
それでも人口減少に歯止めが利かないこの時代の中、サテライトオフィスの設置・UAV(ドローン)の活用・リモート農業の試み等の新しい先端技術の導入や、都心に近い田舎として新しい関係人口の創出に着手して、皆野町の人々と伝統と豊かな自然を新しい技術と発想で守れる新しい街創りへと進んでいる。
先々代の松五郎が戦後まもなく創業。杉・檜などの山林苗や桑の苗の生産・販売をおこない、養蚕もかたわらでおこなっていた。昭和47年より養蚕の大規模経営をスタート。県下第2の規模を誇るが、繊維産業の衰退と共に昭和62年にしめじ(ひらたけ)、うどの栽培に転換する。平成5年からメイン事業である素材と手作りに拘ったしいたけ生産と販売に切り替え、地域と共に様々な事業を展開し販路拡大中。
既存の賃貸アパート経営に加え、2015年からは母屋の一画で英会話教室を開講。
様々なイベントで自家野菜の飲食販売をはじめ、2019年からは地域のシンボルの山である美の山の頂上の公園で売店を始め、現在にいたる。
皆野町の伝統芸能である『秩父音頭』その歌詞のなかにある合いの手『こらしょ!』を皆野町商工会青年部は合言葉にし、地域振興発展の合いの手になれるような活動している。
特に力を入れているイベント事業が、8月14日に例年行われている秩父音頭祭りの前夜祭として青年部が『こらしょカーニバル』を主催して、子供を中心に家族を楽しめるようなイベントとして街を盛り上げている