南アルプス三景園オートキャンプ場
【施策・政策を活用した経緯】
当園は、『休養型(ファミリー層を中心とした長期滞在型)』の客層を多く取り入れ、徹底した客層のニーズを把握し、それにより安心して利用できるキャンプ場としての地位を確立していきたいと考えている。
過去の東日本大震災による風評被害、自粛ムード等によるレジャー産業への影響が懸念された頃は、オートキャンプにとってマイナス傾向が予想されてきたが、全国的なキャンパー人口は、ほぼ横ばい値を示しており、当園においても直近10年間における売上変動は殆んど無かった。
しかしながら、近年、アウトドア人気が回復しており、レジャーだけでなく、防災対策や家庭用としてもアウトドア用品の需要が伸びている。またスマートフォンや携帯端末等の普及により、「誰でも」、「いつでも」、 「どこでも」、簡単に情報が手に入る時代となっている。
これらを背景に、スマートフォン等の携帯端末の普及に合わせ、時代に即した販促ツール(携帯端末用ホームページ)を整備することで、パソコン用サイト以外からの誘客に繋げたいと考えていた。
【主な活用内容、方法等】
スマートフォン等に対応したウェブサイトを構築し、若年層(スマートフォン等利用者)向けにオートキャンプサイトの詳細情報を発信し、来園に向けた事前準備(計画)をフォローすることで、予約を促す施策を行った。
スマートフォン等の携帯端末の普及に合わせ、時代に即した販促ツール(携帯端末用ホームページ)を整備したことで、パソコン用サイト以外からの誘客に繋がり、新規顧客の獲得に期待が持てる。(新規若年層(ファミリー層)へのアプローチに寄与する)利用者の利便性が向上されたことで、当園の支持率向上を図りながら、Eメール予約の簡素化(携帯端末からの予約を可能とする)システムの導入で、重複予約の改善をはかることを目的とした。
【活用の成果】
携帯端末用の予約システムを構築したことで、文字入力等における簡素化により、利用者の利便性が高まり、更には、これまで販売機会を喪失していた新規層の獲得に繋げることが可能となった。
また、時代に即した情報発信と予約管理を行うことで、売上増加と事務の簡素化による利益率の向上に直結させ、ターゲットとするファミリー層(長期滞在型)の受注を拡大させることで、回転率を抑えた稼働率の向上が図れた。
【活用後の声】
販促活動の一環として、広報費への助成を受けることで、ホームページのリニューアルに係る投下資金の需要を補完することができた。本事業の助成により、長期計画の見直し(中短期計画への移行)を行い、新たな取り組み事案に向けた財務強化を図ることができた。
事業所情報
青年部員名 |
功刀 孝次郎 |
商工会名 |
山梨県 北杜市商工会 |
企業名 |
南アルプス三景園オートキャンプ場 |
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代表者名 |
功刀 孝夫 |
企業業種 |
宿泊業(キャンプ場) |
設立年 |
平成8年 |
従業員数 |
3人 |