INTERVIEW

すべては青年部と地域のために

群馬県 関東ブロック

斉藤 裕明

Hiroaki Saito

水と緑が作り出す農工地域「千代田町」

本町は、群馬県の東部に位置し、利根川中流域の左岸に沿って東西に細長く延びた平坦地で、東京から60キロメートル圏内の、水と緑豊かな町です。その利根川の豊かな水を利用した、米・麦を中心とした農業と工業団地を有する、農業と工業が高度に一体化して発展してきた町でもあります。町では古くから、植木の生産や造園業が盛んで、現在も約100件の関連事業者がおり、「植木の里」としても知られております。また、上質な地下水が出る事でも有名で、サントリー利根川ビール工場があり、町内ではビールに使う麦の生産が盛んです。
千代田町の最大のイベントは毎年8月18日に開催される千代田の祭川せがきです。川せがきは古く140年以上の歴史を持つ伝統のある祭りです。僧侶の読経と燈ろう流し(川せがき)を中心に、打ち上げ花火、民踊流し等、各種催しが行われます。川面に映る燈ろうの灯と利根川の水面向けて打ち上げられる水中スターマインが、夏の夜を彩ります。また、千代田町商工会青年部として、祭り会場の入り口ゲートの制作を行っています。会場では地元の野菜を使った焼うどんや焼きナスの販売を行っています。

すべてはお客様のために

当農園は、昭和10年に初代代表の祖父が開業し、平成26年7月より現代表の斉藤裕明が3代目として事業承継を行いました。平成20年より群馬県特産のいちご「やよいひめ」の生産を始め順調に進んでいましたが、平成26年の大雪により、ビニールハウスのすべてが倒壊しました。絶望の淵にいる私を助けてくれたのが青年部員たちでした。この経験から仲間の大切さや地域の繋がりの重要性を再認識することになりました。
また、大雪での被害をきっかけに地域との繋がりを今まで以上に大切にするようになり、新たに地域貢献の一環として「作物を作る大切さ」を知ってもらうために、地元のこども園の園児たちに無料で苺狩り体験をしてもらっています。いちご狩りを夢中に行っている園児たちの姿を見ると自分自身の励みになります。

地域の仕事を伝えたい

千代田町でも後継者不足による廃業が深刻な問題となっています。そこから、青年部として子供たちに地域の仕事を知ってもらい、将来の地域を担っていく人材の育成の一環として、2018年の産業祭にて、新たに地元のこども達を対象とした職業体験を実施しました。      多業種が多く在籍している青年部の強みを生かして、農業・自動車整備・建設業・造園業の4つに分けて、それぞれの仕事を体験してもらいました。ただ職業体験をしてもらうだけではなく、疑似紙幣を報酬として配布し、金額に応じて、青年部ブース内の特設商店にて買い物をして、お土産を持って帰れるようにしました。
まだ、始まったばかりの事業ですが、将来の町を担ってくれる子供たちのきっかけの一つになって貰えればと思い、これからも継続的に続けていこうと思います。

事業所情報

商工会名
千代田町商工会青年部
企業名
株式会社斉藤農園
青年部員名
斉藤 裕明
代表者名
斉藤 裕明
企業業種
農業
設立年
2016年
従業員数
4名