INTERVIEW
子供たちに繋げる想い
高知県 中国・四国ブロック
桑鶴 太朗
Taro Kuwazuru
佐川町は土佐三名園である「青源寺」「乗台寺」、桜の名所100選に選ばれた牧野公園、土佐の銘酒「司牡丹酒造㈱」があります。また、植物学者の牧野富太郎、宮内大臣を長年務めた田中光顕など多くの著名人を輩出した場所です。現在は「歴史と文教のまち」として、観光や教育に力を入れており、先人の教えを大切に、子ども達の明るい未来の為に尽力している町だと思います。
これまで様々な経験を重ねる中で、子ども達の為に地域を盛り上げ、町外の方々に町をもっともっと知ってもらうための活動を行っていきたいという思いが生まれてきました。
その為に、事業拡大を行う事はもちろんのこと、青年部活動を中核とし、町内外問わず交流を積極的に行い、地域活性化に繋げる為に活動を行いたいと考えています。
今年で43歳になりました。2003年から家業を手伝い始め、これまでたくさんのトライ&エラーを重ねながら、事業を続けてきました。その中でも変わらないことは、アレルギーを持つお子さまの日々の健康を考えたパンを製造している事です。また化学調味料無添加のニラの佃煮の商品開発も行い好評頂いております。事業継続にあたってぶれない信念を持つことは簡単なことでは無いですが、今後もこだわりを持って製造・商品開発を行っていきたいと思います。
私の事業に対する思いや日々の行動を通じて地域への恩返しと地域の活性化に繋げていけばと考えながら、日々の業務に携わっています。このような同じ思いを持つたくさんの同志との出会いの場を創ることも私の使命の一つとも考えており、積極的に取り組んでいます。
毎年7月24日に「文殊大祭 チャリティビアガーデン」を青年部が主催で実施していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の為中止が続いています。他のイベント同様に例年通りのイベントが実施できていない状況ではありますが、受けに徹した一年を経て今年は青年部だから出来る事、今までとは違う事業を部員全員で企画していきたいと考えています。先輩から引き継いできた繋がりを大事にしながらもアフターコロナに対応した形に昇華していきたいです。
地域に根差し地域と共に生きる青年部だからたどり着ける発想・発見を持って自社の経営は勿論の事、地域の活性化に繋がる取り組みを続けていき、佐川町に暮らしたい、佐川町で働きたいと思ってくれる子供たちが増える事を願っています。