INTERVIEW
岩沼市と共に
宮城県 北海道・東北ブロック
千葉 光
Hikaru Chiba
岩沼市は仙台市の中心部から南へ18kmのところに位置する街です。
千年の昔から「東北を旅する人々は必ず岩沼を通る」とも言われ、江戸時代には東街道、奥州街道、陸前浜街道といった旧街道の「宿場町」として賑わっていたと伝えられており、日本三稲荷のひとつである竹駒神社の「門前町」や岩沼藩3万石の「城下町」として、さらには阿武隈川を行き交う水運の拠点としても栄える街でした。
私は、愛知県に生まれ育ち、12年前に宮城県に移り、岩沼市に事業所を構えました。知り合いもいない土地でしたが、青年部に出会い多くの仲間が増え、沢山の岩沼市の方々と出会えたのは青年部のおかげだと思います。そんな青年部や岩沼市に次は自分が恩返しをしていきたいと思います。
私の会社は父が30年前に瓦の卸売業として創業しました。時代の変化に伴い、屋根工事業を新たに始め、板金まで扱える総合屋根工事までとなりました。今では兄が社長となり二人で協力し、皆様に支えられながらここまでやってこれました。平成23年3月の東日本大震災発生以降、全国でも災害が多発しております。宮城県は特に地震が多い地域であり、今年も宮城・福島を震源とした大きな地震がありました。その度に屋根瓦が損傷する被害が出ております。弊社ではいつ地震がきても耐えられるような耐震施工を日々考え、地元のお客様が安心して暮らし喜ばれるサービスを提供していきます。これからも地域の皆様に必要とされる企業で有りたいと思います。
岩沼市商工会青年部では、7年前まで主催事業がなく、共催事業がほとんどでした。東日本大震災の際に甚大な被害を受け、失われた町の活気を取り戻すため、人と人とのコミュニケーションづくりや地域に貢献したいという想いから『地元愛』をテーマにした主催事業に取り組みました。再開発された岩沼駅前の広場を活用して地元飲食店や地元で活躍している団体などに参加いただき、町の魅力発信やコミュニティの醸成を図りました。企画から実行に至るまで1から青年部で何回も事業構築し、この事業から多くの学びを得て、部員の自信やスキルアップに繋がり、青年部には無限の可能性があると改めて実感できました。地元のために、私たち青年部が何ができるかを考え行動に移し、これからも『地元愛』をテーマに活動に邁進していきます。