INTERVIEW
子供たちが誇れる地域でありたい
静岡県 関東ブロック
大石 康人
Yasuhito Oishi
静岡県の中部に位置する人口約29,000人の吉田町。東に大井川が流れ、駿河湾に面した温暖な気候に恵まれた町では、太陽の下で子供が伸び伸びと暮らせる環境があります。都会の喧騒から離れた町ですが、不便さを感じることはなく、ほどよく田舎で、ほどよく都市機能の整った暮らしやすい町です。
昭和の時代には大井川の伏流水を利用したうなぎの養殖業が盛んで、多くの養鰻池が町の各所に点在していました。しかし時代の移り変わりの中で養鰻池は減少し、現在では東名高速道路・吉田インターチェンジを利用した製品輸送や、静岡空港から車で10分という地の利を生かし、大手企業の工場、事業所が多く集まり地域の活性化につながっています。
地域資源の海との共存を目指す「シーガーデンシティ構想」の取り組みなど、地域の文化や風土を大切に守りつつ、日々進化を遂げていく町。商工会青年部員ならではの目線と行動力で地域を盛り上げ、将来を担う子供たちに大切なふるさとを繋ぐ活動をしていきたいと思います。
「地震対策製品の開発・製造、防災用品の販売」が当社の中核業務です。
近年各地で頻発する地震に対してBCPの考え方のもとに、早期復旧、従業員の安全確保の観点から事業所や病院の設備固定や安全対策の提案を行い、固定器具の製造、取付工事を行っています。
「くらしの安心安全を創る~お客様・地域社会の災害リスクを減らし、安心を備えた生活の実現~」を企業理念に掲げ、かけがえのない人たちと地域のために、減災に貢献できる企業を目指しています。
私たちの作った製品が様々な場所で利用され、結果としてお客様に安心・安全を提供できること。私たちの“ものづくり”の喜びであり、やりがいです。しかし“ものづくり”は決して一人ではできません。今に至るまで様々なご縁をいただき、会社とともに私自身も成長をさせていただきました。これからも感謝を忘れず一歩ずつ精進して参りたいと思います。
我々、吉田町商工会青年部は5年前から継続事業で「吉田野営~Feeling of the ocean~」
を開催しています。沿岸地域にある地元の県営吉田公園を貸し切って行う、地域活性を目的としたキャンプイベントで、企画・設営・運営もすべて青年部で実行しています。
沿岸部に位置する吉田町は東日本大震災以降、沿岸地域の人口減少が目立つようになり、転出者が転入者を上回る等大きな変化を生じるようになりました。海という地域が誇る財産を改めて体感していただき、地域内外の子育て世代とその子供たちに、この地域でしか味わえない様々な体験をしてもらうことで吉田町の魅力を伝え、この地で育った子供たちが誇れる地域でありたいと考えております。
地域を想い、商工会青年部らしさを全開に出したこういった活動を継続していくことで、必ずや地域振興、活性化につながると確信しています。