INTERVIEW
縁~えん~
秋田県 北海道・東北ブロック
安藤 雄介
Yusuke Ando
仙北市は、平成17年に旧田沢湖町、旧角館町、旧西木村が合併し、誕生しました。
秋田県の東部中央に位置し、岩手県と隣接している地域です。ほぼ中央に水深が日本一である田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開けています。地域の約8割が森林地帯で、奥羽山脈から流れる河川は、仙北地域の水源となっています。
私の住んでいる角館地域は、武家屋敷を中心とした重要伝統的建造物群保存地区であり、「みちのくの小京都」と呼ばれる歴史の町であるとともに、桜の名所である桧木内川堤を擁しており、東北有数の観光地となっています。
安藤醸造は、創業嘉永6年(1853年)の味噌・醤油・漬物の醸造元です。秋田・角館の地で創業してから170年を迎えました。とにかく美味しい味噌、醤油、漬物をお客様に届けるために天然醸造にこだわり、時間と手間暇をかけて商品づくりをしています。
私は七代目として、今まで培ってきた技術を大切にしながらも、変えるべき所はどんどん変えていき、先代から受け継がれてきたバトンを絶やすことなく次世代に繋いでいきたいと思っています。
「世界を“おいしい”で満たし、しあわせあふれる毎日を」をパーパスとして掲げ、醸造の力で世界を幸せにする存在であり続けます。
仙北市商工会青年部では、小正月行事である「上桧木内の紙風船上げ」への出店を始めました。きっかけは、今までは地域の方々が出店していましたが、地域の人も少なくなり、このままでは出店がほとんどなくなってしまうと聞いたからです。
行事の楽しみの一つにはこういった出店でもあると考え、我々青年部はそばとうどんを提供しました。当日は行列ができるほどの人気店となり、収益も上げることができました。
新しくスタートする事業でしたので、沢山の方を巻き込ませていただきました。でも、それは私が先輩たちから学んだことでもあります。
今後も青年部は巻き込み巻き込まれながら、縁をもち、絆を深め、そして地域のリーダーシップをとっていかなければならないと思います。