INTERVIEW
~地域のリーダーになるために~
石川県 中部ブロック
上杉 幸司
Koji Uesugi
志賀町(しかまち)は、石川県の中央北寄り、能登半島の西側に位置し面積 247平方キロメートル、海岸線約50キロメートルの町です。海岸線は能登半島国定公園の一角にあり、海岸北側には奇岩が並ぶ能登金剛、南側には海水浴場で知られる大島海岸があります。また、町の中央部のなだらかな丘陵地には、リゾートホテル、ゴルフ場、森林住宅地を有する「志賀の郷リゾート」など多様な観光資源があります。
さらに、志賀町には古い伝統を持つ太鼓芸能も多く残されています。
秋には県内最古の太鼓打大会「県下太鼓打競技会」や町内外の太鼓打団体が一堂に会し、腕前を披露する「これでもか!太鼓」が開催され、秋の夜長に太鼓の音色が響き渡ります。
これら多様で豊かな海辺と観光資源、そして、人々の長きにわたるつながりによってつくられた歴史風土や祭礼、食文化、人情には、「能登らしさ」があふれています。
このような志賀町で、私たち商工会青年部は、魅力・活気のある地域づくり、経済や商業のより一層の活性化を目指し、青年部活動に取り組んでいます。
昭和51年3月、祖父が創業して以来、長きにわたり志賀町において、地域に密着した自動車販売・整備工場として、営業を続けさせていただいております。主に志賀町内のお客様をメインとした新車・中古車販売から整備、車検、鈑金、ロードサービス、ボディーコーティング、損害保険、アフターフォローまで全てを行っております。
同町には、能登中核工業団地や北陸電力(株)志賀原子力発電所が立地しており、これらに関連する企業へ出張する技術労働者が長期滞在しているため、当社は、法人顧客を多く有しています。今後も、地域に無くてはならない企業になれるよう精進していきます。
志賀町商工会青年部では、花火大会を3月に実施しています。3月という珍しい時期に実施する理由は、卒業する町内の学生の新たな門出を祝うためです。
この花火大会は、新型コロナウイルスをきっかけに誕生しました。感染拡大防止のため、卒業式やイベントが自粛・規模縮小、参加が制限される中、我々青年部では、町全体で新たにスタートを切る若者を応援する事業をしようと企画しました。家族や友達などの大切な人と一緒に花火を見て、卒業生にとって思い出に残る一日になるよう実施しています。
この花火大会では、全長300メートルに迫る花火と志賀町伝統の迫力ある太鼓演奏のコラボレーションを堪能できます。また、ステージイベントや露店商ブース、豪華賞品が当たるフォトコンテストで大会を盛り上げます。実施後、町民の方よりたくさんの笑顔、感謝のお言葉を頂戴することができ、励みになっております。
地域の担い手として、自身が生まれ育った地域に貢献し、スキルアップできる場が商工会青年部だと思います。これからも多くの事にチャレンジし続け、地域に貢献したいと考えております。