INTERVIEW
地域を守れる力強いリーダーとなる為に
岡山県 中国・四国ブロック
沼本 洋平
Youhei Numoto
私の住む吉備中央町は、岡山県のど真ん中に位置し、標高200~500メートルの高原地帯で、昔から吉備高原と呼ばれている一角にあり、気候はやや内陸性で、県南部と比較して冷涼な地域です。産業の中心は農業で、水稲を中心に高原野菜、果物、花木、酪農、肉用牛肥育が盛んです。
また2022年には国家戦略「デジタル田園健康特区」に指定されました。デジタル技術を積極的に活用し、デジタル田園都市国家構想を先導するモデルとなることを目指しています。
当地域では、他の中山間地域と同様に少子高齢化による人口及び商工業者の減少に伴う地域産業や伝統文化の担い手不足が懸念されています。我々商工会青年部は、地域経済を支える若手リーダーとして、地域課題の解決・地域経済の発展に向け事業に取り組んでいます。
私は専門学校を卒業後、20歳から実家の建設会社に勤め、30歳で独立し、Y’s supportを創業、平成30年1月に株式会社Y’sを設立いたしました。
Y’sは主に土地造成工事、河川の掘削工事、道路工事等を行う建設業者です。仕事の質、手際、整理整頓にいたるまで「一貫したキレイ」を追求する確かな技術力と仕上がりのクオリティへのこだわりで、常にお客様目線、地域の皆様目線で安心・安全な工事に取り組み、皆様にさらに信頼される企業を目指しています。これからもY’sは地元の皆様に選ばれる企業として、地域の発展に貢献してまいります。
吉備中央町商工会青年部では、地域振興事業として管内で開催されるお祭りへの出店・運営を行い、研修事業として若手後継者へ向けた資質向上セミナーの開催を行ってきました。
コロナ禍には修学旅行が中止になった中学生へ沖縄県の恩納村商工会青年部と協力し、卒業記念品を贈る事業を行いました。
また、比較的災害の少ない吉備中央町では、経営者の災害対策への優先順位が低い傾向にあります。そこで当青年部では、ビジネスコミュニティー型補助金を活用し、事業継続力強化計画策定セミナー・熊本県への実地研修を実施します。事業所単位だけでなく、組織としての災害に向き合い、災害時の連携を強化します。青年部から地域の防災意識を向上させ、地域経済の持続可能な発展を目指します。