INTERVIEW
IMPULSE of PASSION
富山県 中部ブロック
和田 美樹
Miki Wada
私は富山県のほぼ中央に位置する射水市で生まれ育ちました。北側は富山湾に面しており、海水浴や魚釣りなどが楽しめ、市場では新鮮な魚介類が並びます。伝統的な家屋も残っており、近年は古民家カフェやゲストハウスも増えています。
平野部には日本海側最大級の住宅団地を擁しているほか、教育機関がそろっており、水田や田畑も多くみられ、南側はなだらかな丘陵地となっており、里山の景観をなしています。
半径約7kmとコンパクトながら多様な顔をもち、「全国住み続けたい街ランキング2022」で全国3位となったほか、人口10万人未満の市としては全国で唯一「中枢中核都市」に選定されるなど、地域の経済や住民生活を支える役割を果たしています。
主に乗用車等の陸送に携わっており、ロシア・インド・パキスタンなど国外にも販路を広げています。
私は20代で当社を立ち上げましたが、間もなく大きな転機がありました。東日本大震災によって現地を走行していたトラックが津波に巻き込まれたのです。
ドライバーは九死に一生を得たものの、車両は廃車となり震災の影響で仕事も激減。でも「復興需要は必ず来る。今しかない」と金融機関を説得してトラックを増車すると、予感は的中し大きく売上を拡大。この時の経験から、ピンチの時こそ前向きに取り組んでいくことが大切だと学びました。
ウクライナ侵攻によって一時ロシア向けの輸出が難しくなったり、ガソリン価格も高騰したりするなど、業況はあの頃のように厳しいですが、笑顔を絶やさず前向きな挑戦をこれからも続けていきます。
射水市商工会青年部は平成20年に4つの商工会が合併したのに伴い誕生しました。一番の特徴は初めから支部を置かず、ワンチームですべての部員がすべての事業に参加する体制を構築していることです。
設立から10年以上が経ちましたが、部内には一切の溝はなく、部員同士が強固な絆で結ばれています。
そしてこの絆の力を継続するためにも、部員の育成と拡大には積極的に取り組んでおり、目標であった部員数100名を突破することもできました。
商工会青年部は多業種の団体であり、それぞれの部員が異なる価値観と思考を持っています。しかし本来バラバラであるそれが一つの方向を向いたとき、とてつもない力が発揮されます。その力こそが新しい未来、活力ある地域社会の創出に繋がっていくと信じています。