INTERVIEW
第23代大分県青連スローガン「敬人愛人」~人を敬い人を愛す~
大分県 九州ブロック
水野 幸太郎
Koutaro Mizuno
豊後大野市は大分市の南側に隣接しており、2005年に私が住む緒方町を含む7町が合併し誕生しました。観光地として有名なのは緒方町にある原尻の滝です。「日本の滝100選」「大分県百景」のひとつにあげられている名瀑で、「東洋のナイアガラ」と呼ばれています。
豊後大野市はおんせん県である大分にありながら温泉がほとんどありません。そこで、大自然を生かしたアウトドア・サウナを観光資源として活用するため、「サウナのまち」を宣言しました。近年は、観光客や移住者が増加していて豊後大野市の大きな観光産業となりました。
石屋の息子として生まれ、四代目として後を継ぎ、10数年。世の中は、墓じまい、樹木葬、石でない墓、こういったものが急速に増えています。
「ご先祖様に対して軽率になってはいないか?」「ご先祖との付き合いが疎遠になっているのではないか?」と感じ、お墓が求められなくなっています。
私は自分の仕事について疑問を持ち始め、なぜお墓が必要なのかを調べ始め、いろいろな人と出会い勉強してきました。古から伝わるお墓の意味や、石造美術について学んだことより墓・石に対する意識が変わりました。
石屋のあるべき姿を考えた時、石屋=職人であり、最高の技術と真心を込めて、ひたむきに墓づくりの真髄に挑戦していきます。
豊後大野市商工会青年部は7つの支部に分かれています。それぞれの支部、また市青年部全体で様々な地域イベントを実施しています。私が所属する緒方支部の大きなお祭りである「緒方五千石祭」は緒方町の15社の神社の連合祭です。各地区から神輿が一斉に集い、大分県指定無形民俗文化財の御嶽流緒方神楽や、大分県選択無形民俗文化財の千盆搗も奉納される一大行事です。こうした地域行事を未来につなぐことが青年部の使命と考えています。