INTERVIEW
『愛すべき未来へ』人•地域へ感謝し、その先の笑顔を創る。
沖縄県 九州ブロック
玉城 堅矢
Takaya Tamashiro
沖縄県南城市は、2006年に旧佐敷町・知念村・玉城村・大里村が合併し、現在は人口約4万2000人の南城市(なんじょうし)として歩みを進めています。沖縄本島南部に位置し、美しい青い海と緑豊かな自然に恵まれたこの地域は、初代琉球国王の尚巴志(しょうはし)の出身地でもあり、琉球神話では欠かせない「神の島 久高島」があり、世界遺産の斎場御嶽(せーふぁうたき)や、ニライカナイ橋など、多くの観光資源と歴史的遺産を有しています。また、名水箇所も多く稲作発祥の地としても有名で、豊かな土壌と温暖な気候を活かして、サトウキビ、野菜、果樹、花卉などの農業も盛んに行われ、「癒しと健康のまち」としても知られています。
一方で、人口減少や高齢化に伴う農業や伝統文化の担い手不足、さらには観光産業への新たな展開の必要性など、課題も抱えています。こうした時代背景の中で、私たち青年部員一人ひとりが地域の個性と魅力を最大限に活かすための活動に取り組んでいます。先人の知恵と努力に学び、地域の人々と手を取り合いながら、南城市の歴史と文化を持続可能な形で次世代に継承していくことを目指しています。
昭和58年、沖縄北部の離島『伊江島』で創業者である父が、タマレンタ企画として事業をスタートさせました。創業当初は、レンタル事業をメインに行い、レンタカー・レンタサイクル等のサービスを提供しておりました!そこから、県内外から島内へ修学旅行団体の体験プログラム(文化芸能体験・マリン体験など)の斡旋事業の運営を始め、平成13年に“民家体感学習泊“(民泊)の体験受入を沖縄県ではいち早くスタートしました。数年後には民泊体験事業の受入エリアを沖縄本島の南部と中部にも拡大することとなり、南城市内での営業所を開所スタートすることになった。
なんじょう営業所は、主に修学旅行団体の民泊体験を受入る為の事業展開を行っており、年間100校近くの団体を地域に迎え入れております。民泊体験の事業展開を今では、南部地域と伊江島以外の、本島北部・中部地区でも行っております。
これまで、たくさんの先輩方にご指導をいただき、現在はたくさんの仲間に支えられています。南城市商工会青年部は「地域貢献」と「部員自身の資質向上」を両輪に掲げ、地域の発展と活性化に貢献するべく事業を展開してきました。具体的には、関係機関や地域団体との連携をより一層強化し、経営力向上を目的とした各種セミナーの開催や、地域イベントへの積極的な参加、地域美化活動や献血キャンペーンなどの社会貢献活動を実施しました。これらの活動を通じて、部員一人ひとりが経営者としてのスキルを高め、これまで先輩方が築きあげて来た地域への愛情をしっかりと受け継ぎ、地域経済を支える次世代リーダーとして成長する行ことを目指し、想いを未来へ繋いで行くことを常に考えています。