INTERVIEW

イノベーションは近くにある

北海道 北海道・東北ブロック

大森 美秋

Yoshiaki Ohmori

違った出会いの中に起こるビジネスチャンス。

地元に根づいた事業に取り組んでおり、具体的には回転寿司と一般食堂、さらに建設業も行っています。
北海道後志(しりべし)は、海、山、観光が揃っている町。清流日本一の「後志利別川」もあり、札幌から1時間半圏内だから、行楽がてらドライブで来たり、見どころがたくさんあります。人が外から入ってくると、自然と住んでいる人も元気になります。私はこうした観光地の中で仕事をしているので、例えば飲食は365日やっていることは変わらないのですが、お客様にとっては何かの記念日だったり、毎日違った出会いがあり、それはいつも一期一会だと思い大切にしています。
親から受け継いだ会社、従業員、子どもたちへ。自分たちの会社の種をまいておかないと次の代へ繋がらないと私は思っています。そのことに一生懸命で、現在、後志ブランドを作ろうとしているところ。追い風が吹いているという気がします。観光ビジネスのチャンスがある町。今後、子どもたちをはじめ、みんなに自慢できる町になると私は確信しています。

地域にとって必要な
商工会青年部でありたい。

当初は、町の飲食店を代表する者として商工会青年部の仕事をしてくれと言われ、始めました。商工会青年部を背負う立場であるのはもちろんのこと、いろいろ学ぶことが多くあります。その学んだことを会社や地域へ還元して行かなくてはならないと思う。1つの使命ですね。
北海道ブロックの会長になってからは後輩の人たちに楽しんで、喜んでもらえたらと。会長の座は重責ですが、後輩と出会えるのは楽しい。みんなと一緒に地域貢献をしたり、オフの日には飲みに行くこともあります。地域にとって必要な団体だと思ってもらえることが大切で、そのために新聞やSNSなどのメディアを利用して、町が活性化していることをアピールしています。やりがいは、何を求められているか暗中模索なところはありますが、私の昔からのポリシーは「今頑張らないと、来年笑えないかもしれない。だから今やるんだ」。

若い人たちが戻ってきて
声をあげてほしい。

町の未来は、地域の子どもたちが笑って暮らせる町であって欲しい、ということですね。小さなことでも、例えばゴミ拾いをして、ゴミがないのが当たり前だと思ってくれたらいいと思うし、ゴミを拾ってくれる人がいるからきれいな町だという認識が持てるようになれば素晴らしい。
それもこれも、先代の人たちが頑張ってくれたんだという町づくりをしていきたいですね。そのためにも、我々は責任を担っています。次代のためにどうやって後輩たちと接し、なにがベストかを考える。それが大きな改革につながるかもしれないし、変えないことがベストな選択かもしれません。それを会長として、しっかりアンテナを張り巡らせてやっていくつもりです。ひと昔前までは、子どもに家業を継がせず、大手メーカーなどに就職させて地域の過疎化に拍車をかけてしまった時期もありました。しかし、若い人の変革の力を、我々は信じているのです。

事業所情報

商工会名
北海道 真狩村商工会

企業名
オーエムフーズ(株)

青年部員名
大森 美秋

代表者名
大森 美秋

企業業種
飲食業

設立年
平成17年12月

従業員数
10名

URL