INTERVIEW

仲間が同じ想いで結束する

新潟県 関東ブロック

覚張 秀都

Syuto Gakuhari

先輩や仲間と一緒にできることに重点を。

私の住む新潟県魚沼市は、観光や産業、物産など多くの魅力がありますが、帰属意識や自分たちの町への誇りをみんなが持っているように感じています。寡黙な人が多く、有言実行であり不言実行。個性的な人たちがいるのがこの地域のいいところですね。ここで生まれたこともあり、私はこの町がただただ好きで、絶対に見捨てられません。元々はサラリーマンだったので、魚沼市の地域のことや商売などのことはわからなかったのですが、商工会青年部の先輩方と出会い、“こんな風になりたい”と思えました。
その後ラジオ局を運営する仕事に就き、立ち上げのとき地域の若い人たちに力をもらい、第一声が電波に乗ったときには涙が出ました。一方で至らない悔しさも味わい、地域のために何ができるかを改めて考えました。
商工会青年部では、小学校の同級生が社長になって一緒に活動したり、喧嘩することもありますが、関係が深まれば兄弟以上の仲になれる。人間臭さ、こう生きた!という証が見出せる気がします。仲間と腹を割って一緒にできることに価値を置いています。

地域の組織力と結束力を強くしていきたい。

商工会青年部の103ある単会としては、まず私の住んでいる地域で子どもが地域に残ってくれるような取り組みをしたいですね。若い頃に県外へ出ると戻って来ないという現実があり、小学校・中学校の時から地元にどういう仕事があるのか、職業だけではなく何がしかの仕事を体験してもらう事業をしています。親世代にも知ってもらうと、住みやすい地域ってどういうことなのか、仕事があることで繋がっていくこともあるということを伝えたいですね。それが子どもを対象とした事業の一つです。
県青連の会長としては、交流事業をしっかりやっていきたいと思っています。新潟県は細長く広く、地域の北と南では方言も違うくらい。そこで組織力や結束力を見直そうと、この2年くらいをかけてやっています。組織力とは、私が言ったら動くのではなく、どれだけ理解している人が多いか。誰が会長になっても、繋がっていける理解力を深めてほしいと思っています。

100年を迎えるために、今の50年を土台づくりに。

商工会青年部は組織化して50年経っていますが、さらにもう50年を目指していきたいと考えています。そのための一つとして、県内だけではなく県外との交流も深めていきたいです。新潟であっても全国であっても、部員同士が絆を深めていけば、組織のルールがなくても繋がっていける。本当に目指すのはそこですね。
会長としては、一にも二にも繋がっていくことの大切さを実感しました。ここまでで達成できたことは、前より活気が出てきたところ。参加人数も増えてきましたし、若い人が少ないと言われる中で、若い人たちが出て来てくれるようになった。それは商工会青年部らしい会長であるからこそだと自負しています。入って来たときには良しも悪しきも飲み会があり、付き合いのランクが一段上がり、しっかり感情を出し合える仲間になれる。根性がつくし、世界が広がると思います。100年目を迎えるために、そための土台を今の50数年で作っていきたいと思います。

事業所情報

商工会名
新潟県 堀之内商工会
企業名
エフエム魚沼 株式会社
青年部員名
覚張 秀都
代表者名
瀧澤 博忠
企業業種
ラジオ放送業(衛星放送業を除く)
設立年
2015年3月17日
従業員数
7名