INTERVIEW
~地域と共に生きていく~
山形県 北海道・東北ブロック
森 美次
Mitsugu Mori
寒河江市は山形県のほぼ中央に位置し、山形県西村山地域の中核として発展してきました。また、山形県の母なる川「最上川」と清流「寒河江川」が市街地を包むように流れ、月山と葉山、遠くに蔵王、朝日連峰を望み、四季の変化に富んだ美しい景観と豊かな自然環境に恵まれ、千年以上もの間育まれてきた歴史や文化を有しています。私は結婚を機に寒河江に移り住みました。はじめは同業他社に勤めていましたが、自分で挑戦してみたいという気持ちが強くなり今の会社を設立しました。慣れない土地で四苦八苦しながらも、商工会や青年部員の皆様より助けられなんとか商売も軌道に乗せることが出来、寒河江市に移り住み15年以上が経った今では、消防や神輿、まちゼミなど様々な団体にも所属させてもらっています。寒河江の歴史や文化に触れながら、商売をする傍らで日々充実した生活を送っています。これからも寒河江市に寄り添い、地域と共に豊かになっていきたいと考えています。
私たち商売人は日々変わりゆく経済状況の中で、変化に対応すること、新しいことに挑戦していくことが求められています。当社も今年で6年目を迎えました。社員は全員30代で、まだまだ若い会社なので軽いフットワークと根性で時代の荒波を乗り越えていきたいです。ただその中で、今後さらに重要となってくるのが情報と人脈だと考えます。私はこれまで商工会青年部活動を通して大いに恩恵を受けてきました。私たち若手経営者、後継者がつながり、情報交換や仲間づくりの場所をつくることができれば、自社の発展、地域の活性化につながるものと信じています。県の会長としてしっかりとアンテナをたてて情報をつかみ、県内からブロック、全国へと範囲を広げ新たな仲間づくりの場所を作りながら、部員まで落としていくことが私の使命だと考えます。青年部のパワーが地域の活力となるようにこれからも日々精進していきます。
山形県寒河江市商工会青年部は現在105名在籍しており、市町村合併していない単会としては全国でも有数の部員数となっています。私自身は第27代部長を務めさせて頂き、現在は28代として野口康一郎君が部長を務めています。当部は長年「定住人口・交流人口の増加」を目標に活動してきました。その中でも「次世代を担う子供達」に焦点を当て誕生したのが「コドモモシゴト」です。今年で5年目を迎える事業ですが、総来場者2500名を超える巨大なイベントとなってきました。将来大人になったら地元に帰ってきてほしい、私たち青年部の事業所を覚えてほしいという想いのもと、約70社の青年部の事業所がブースを出して、ゲーム感覚で職業体験をするという内容になっています。まさに地域を想い、地域の活力となるような素晴らしい事業だと思います。こういった活動を継続していくことで地域課題の解決や地域の活性化に必ずや繋がるものと確信をもって今後とも活動していきます。