INTERVIEW
時代の流れの中で変わっていく街並み
福島県 北海道・東北ブロック
渡辺 隆治
Ryuji Watanabe
福島県中通り阿武隈高地にある田村市船引町。緑豊かな山々に囲まれ子供が伸び伸びと暮らせる地域となっている。昭和の時代には葉タバコの生産が盛んであり生産量日本一の町として栄えてきました。だが時代の移り変わりの中で就農者の高年齢化農家の跡継ぎ不足といった諸問題により徐々に耕作面積が減っていきいまやたばこ畑も数えるくらいになってしまった。現在では農業も主要産業であるが田村地域の中心地域として工業団地や新興住宅地が整備され地域の核となる町になっている。しかし若者の流出により家守や後継者がいなくなるといった大きな問題を抱えており若者が地元にいたいと思うような魅力ある街づくりが必要不可欠なことだと思います。
船引町に生を受け緑豊かな環境で、4人兄弟の末っ子として自由奔放に育ち、大学卒業後建材メーカーに就職しました。家業は建設業で継ぐのは長男、といった当たり前の思いでサラリーマンとして仕事をしておりました。数年後当時の社長から家業を手伝ってくれとの要望を受け福島へ帰りました。住宅建築の営業職として様々なお客様の住宅を造らせていただきました。地元に帰り、地域の状況を知り、青年部に入り、消防団に入り、青年団に入り、地域のコミュニティに参加することで自分の仕事が地域に何ができるのかを考えるようになりました。2013年に会社の代表になり自分の想いをもって商売をしています。お客様の住宅を造るうえで住む人の幸せは何なのかを第一に考え高性能な住宅はもとよりお客様のライフプランも提案をさせていただいております。自分の想いは近江商人の残した三方良しの信念のもと、より良い商品をお客様に提供することでお客様が幸せになりそのおかげで会社が良くなりさらに地域に還元することで地域が良くすることができると言う想いで商売をしています。地域をもっとよくしたい、魅力的な町にしたい、そこが地域NO1企業になることで実現できるのではないかと思ってます。
青年部は地元は商工会地域になくてはならない組織です。青年部として活動できる期間は限られています。その限りある時間は多くの部員にとって子育て、消防、PTA等日々が目まぐるしく変わっていくせわしい期間だと思います。商売人として仕事をする一方、青年部として様々な出会いを経験し、様々なイベントを経験し、地域を牽引するリーダーになるべく活動をしています。東日本大震災以降始めたふねひき夏祭りきっかけはふねひきに避難された方々に楽しんでいただく目的で開催しました。今では船引町商工会青年部のメーン事業として地域に愛されるイベントへ成長しました。その中で青年部お手製の船を引くふねひき大会は子供から大人まで楽しめるイベントであり船を曳きお父さんを見て一生懸命に応援する子供たち等の姿を見てると嬉しくなります。青年部活動を通じて魅力がある大人になる、地域のために頑張っている姿を次世代の子供たちに見せる、商売を続けるために勉強する、かけがえのない仲間を作る、以上んのことのすべては地域をよくすることに繋がっていくことだと信じています。