INTERVIEW
自然と文明・文化がバランスよく混在する町
香川県 中国・四国ブロック
川﨑 泰史
Yasufumi Kawasaki
香川県の中央に位置する綾川町は、平成18年3月21日に綾上町と綾南町が合併して誕生した人口約24,000人の町です。手付かずの自然が残る山々、町の象徴となる県下最長の河川「綾川」、古墳や重要文化財などの貴重な歴史、近年目覚ましい発展を遂げている国道32号線沿いなど自然と文明・文化が混在した特徴を持っています。
特に国道32号線バイパスによる県都高松市へのアクセスの良さや高松空港が近隣にあることから交通の利便性の良さもあり、住みよい町となっています。
このような環境の中で、農商工連携を主軸とした都市計画を進めていくことで、綾川町をより発展させることができると考えています。
綾川町商工会青年部としても若手の農業経営者の集まりであるアグリネット綾川育農部会と交流や意見交換を行ったり、お仕事体験イベントのあやがわ発(Hearts)子どもまつりを共催したりして、地域活性化の一翼を担っています。
私は大学卒業後にバイク用品を扱う会社に就職し、バイク用品・部品販売のノウハウを学び、地元に帰ってきてバイクの中古パーツ販売店「イミテーションブルー」の営業を始めました。創業当初はネット通販が今ほど一般的ではなく、コンピューターの知識があったこともあり、マニアックな商品は全国を対象にしなければ売れないと考え、ネット販売をメインに据えました。その後、個人からの買取を強化したり、整備も含めたサービスを充実させるために店舗のリニューアルも行いました。また、環境への配慮と移動費用の節減を目指して、電動エコバイクの分野にも参入しています。
これらの事業は全て「もったいない」の精神から来ています。綾川町には私もまだまだ知らないものがたくさんあると思っています。
まだ見ぬ綾川町の魅力を発見するために青年部活動に励み、綾川町の魅力を外部に発信する活動を行っています。
綾川町商工会青年部では地域を盛り上げるために様々な事業を行っています。滝宮公園での提灯吊やこいのぼりの設置、男女の出会いの場を提供するための婚活パーティー「あやがわ発(Hearts)恋してムーチョ」、お仕事体験イベント「あやがわ(Hearts)子どもまつり」、あやがわサマーフェスティバルへの協力などが挙げられます。
特に「あやがわ(Hearts)子どもまつり」については、子ども達がお仕事体験を通じて綾川町にはいろいろな仕事があることを知ってもらい、将来の選択肢を増やすと同時に、地域への愛着を深めてもらう事で、将来的に綾川町に定住し、仕事をしてもらいたいという想いが込められています。この想いの元、将来を担う若者を増やしていきたいと考えています。
今後も、綾川町を明るくし、魅力を外部に発信できるような新しいアイデアをだしていきたいと思っています。