INTERVIEW

「何も無いから、何かある」を目指して

熊本県 九州ブロック

上村 誠一郎

Seiichiro Uemura

「何も無いから、何かある」を目指して

熊本県のほぼ中央に位置する美里町は、豊な自然に囲まれた、山間地域と言われる田舎町です。
日本一の石段を始め、多くの石橋があり、中でも「ハートの出来る石橋」の二俣橋は、恋人の聖地としても認定を受け、恋人達にも人気のスポットになってきてます。
しかしながら、過疎化が進み高齢者の一人暮らしと、空家が大きな問題となっています。
青年部でも、この事態を重く受け止め、県の補助金を貰い「創業・移住プロジェクト」を開始しました。また、行政・各種団体と協力し、現在は多くの取り組みを行っています。「何も無い町、だからこそ町を愛する自分達がいる何かある町」を目指します。

減りゆく職人の中で...

RCと呼ばれる、鉄筋コンクリート構造の建物を建てる型枠大工、主にマンション・学校・病院などを施工しています。夏は暑く、冬は寒い中で、多くの業種との絡みもある為、工期が厳しく大変な職業です。
その為、人手不足が大きな問題になっています。職人と呼ばれる厳しい世界の中で、少しでも社員の労働環境の改善に繋がる為、そして今後の大きな課題とされる人手不足問題に対して、異業種の集まりである商工会青年部の中で、経営者としての考え、取り組みを参考にさせて貰いながら、社員のスキルアップに繋げています。
若手経営者として技術の発展・継承、そして人材育成に取り組んで参ります。

地域の青年部として

美里町青年部は、部員数28名の単会です。
主な事業は、年に2回の夏祭り、産業祭等の地域振興事
業が主な取り組みでしたが、数年前から町の過疎化対策として、「創業・移住プロジェクト」を開始しました。
まずは、地域を担う若手として、自分達の町を知る事から始め、都心に住む方が田舎に対してどう思っているのか、その情報収集を行いました。
その中で、多くの気付きを得て、部員一人一人のスキルアップに繋がったと同時に、自分達が想う大事さを、学ぶ事ができました。まずは、美里町に来て頂き、そして町を想う自分達を知って貰う事、まずはそこから始めています。しっかり町に寄り添う青年部でありたいと思う。

事業所情報

商工会名
美里町商工会青年部
企業名
有限会社 上村建設
青年部員名
上村 誠一郎
代表者名
上村 誠一郎
企業業種
建築・土木型枠工事施工
設立年
昭和51年1月
従業員数
15名
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