補助金について

行列対策に向けての顧客満足向上事業【持続化補助金】

株式会社ひたち

【施策・政策を活用した経緯】

(当社の課題) (1)長年の匂いや汚れ等により、店舗のクリーニングが必要である。(短期的課題) ①トイレが男女共同であり、女性客から不評であることから男女別のトイレを設置。(平成26年12月実施済み) ②店舗壁、土間のクロス張替えにより、店舗を清潔にする。(平成26年12月実施済み) ③排気フードの入替えにより、服に匂いがつくのを最小限に抑え、同時に店舗内の清潔さを保つことができる。(平成26年12月実施済み) 当店では、平成26年より課題解決に取組んでおり、特に短期的課題として設定した店舗改装、調理場改装について実施した。店舗改装後は、お客様からの評判もよく、若年層の女性客が増加している。 (2)ふくしまDCをきっかけに初めて来店する観光客が増えているが、週末や休日等には開店と同時に満席となることが多く、十分なおもてなしが出来ない状況となっている。待ち時間が長時間となると他店に行くお客様が発生し、商品提供機会のロスとなっている。今回、行列解消対策に取り組むことにより顧客満足度を高め、結果として逸失利益の圧縮、客席回転数の改善を図り、売上増加につなげたいと考えている。(短期的課題)
   

【主な活用内容、方法等】

①調理場の改装により従業員の動線効率化を図り、調理時間及び注文から提供時間までの短縮を図る。(平成26年12月実施済み) Ⅰ.平成24年に牛の生レバー提供が食品衛生法により規制されるなど、焼肉店にとって食中毒対策は重要な課題であり、調理場の衛生管理や設備入替などの対応に常時、取組んでいる。 ②焼肉コンロは、設置から20年が経過しており、熱伝導が悪くなっており焼き時間が長くなっていることから入れ替えを図る。 Ⅰ.焼き時間の短縮により、客席回転数を高める。 Ⅱ.焼き時間の短縮により、注文品数の増加が見込まれ客単価の増加を図る。(平成26年12月に焼肉コンロ全7箇所の内、2箇所の入れ替えを実施。今回の補助事業で、残り5箇所の入れ替えを図る。) (3)待ち時間を短縮するため、座席数増加を検討したが、隣席との間隔が狭くなりパーソナルスペースを考慮した結果、最大収容人数を30人に設定。長期的には、店舗の建て替え等により座席数の増加を図りたいと考えている。(長期的課題)

【活用の成果】

以前のコンロに比べ焼き時間が短くなっており、前年同月に比べて1席あたりの注文数が増えており客単価2,700円から3,000円に増加し売上高についても増加した。 ・1席あたりの滞在時間が短くなり、客席回転率が向上し、新規の顧客が増加した。 ・以前からのお客様については、焼き時間の短縮により注文数の増加がみられ、客単価が増加した。

【活用後の声】

・補助金申請により自社の事業計画書作成の機会となり、事業の見直しを図るきっかけとなった。 ・事業計画書作成により自社内の意識向上が図られた。 ・他の補助金や支援制度の活用について関心を持つようになった。

事業所情報

青年部員名 齋藤 唯人
商工会名 福島県 飯坂町商工会
企業名 株式会社ひたち
代表者名 齋藤 隆夫
企業業種 飲食業
設立年 昭和35年創業
従業員数 4人

関連記事

観光客に涸沼の魅力を伝える新メニューの開発宣言による販路拡大【持続化補助金】
うおふね