INTERVIEW
大切な地域を未来に繋ぐ
岩手県 北海道・東北ブロック
三浦 結輝
Yuki Miura
岩手県滝沢市は岩手県の中部に位置しています。北西には岩手のシンボルでもある岩手山があり、東には北上川、南には雫石川といった自然豊かな場所です。また、盛岡市に隣接する条件から住宅が多いのも特徴の一つです。人口約5万5千人のとても住みやすい市です。
しかし条件が良いからこそ問題、課題も多くあるのが現状です。ベットタウンとして発展してきた背景もあり、世帯地域や商業地が巣子地区(東)・鵜飼地区(西)に分散していてはっきりとした中心地がないことや隣接する盛岡市に通勤・通学し普段の買い物なども依存しているのが現状です。青年部の役割は地元の魅力を発信することや子供たちと一緒に教育を介して故郷の大切さを伝えていく事など、青年部事業を通して共に伝え続けていきたいですね。
私は水道業に携らせて頂き19年になります。弊社は法人化29年目を迎えています。この間ずっと地域の水道に関わらせていただいてることは本当にすごいことであり、皆様に支えられながらここまでやってこれました。心より感謝いたします。青年部の仲間の多くは同じ境遇の方がたくさんいます。仕事の本質を考え、地域の未来を想い、今を一所懸命前向きに挑戦しています。私たち商工会青年部は建設関係の仲間がたくさん在籍しています。時には青年部員で建築現場を施工しちゃうこともあります。本当にすごいことだと思います。一つ一つの会社は小さくても、誰の為に仕事をし何の為に仕事をするのか、そこに地域への思いが重なりあって完成する。これほど大きな想いの詰まったことができるのは、青年部だけではないでしょうか!これからもお互いが研鑽し合いながら、地域に役立ち必要とされる仕事をしていきます。
私たち滝沢市商工会青年部は副部長を筆頭に4つの委員会で構成されています。青年部事業の全てが循環する様にしています。例えば単会活動の写真では、通年を通してイベント出店などはどこでもある話ではないでしょうか。私たちはなぜ出店しているのか?私たちが出店をする本質は?など様々な議論を重ねて、部長が方針書を作成して、副部長が行動計画書を作成し活動しています。写真の社会貢献委員会では、青年部が地域から要望されていたのは子供たち(小学生)が楽しめるブースの提供でした。テーマは子どもも自分たちも一緒に楽しむブースにして地域に循環させる事でした。商品内容を低コストで質は落とさずに楽しさは最大限‼を実現させ、そこで出た利益は小学生よりも小さい保育園児の教育に関わるモノに変えて寄贈する事でした。今年度は目標通りに市内の保育園に絵本の本棚を寄贈させて頂きました。保育園のおともだちからはお礼として元気いっぱいの歌と感謝状を頂きました。本当に嬉しくて、委員長は涙ぐみながら笑っていました。これからも、青年部だからできる地域への循環を活動を通して続けていきます。